1つのニュースに最初から最後まで携わりたい。
小さいころからテレビが好きで、「テレビ局に入って、ニュースの最前線で働いてみたい」と思っていたんです。大学でも専攻した学科でニュースを学んで。知られていない事実を一番最初に知って、自分の言葉で原稿を書いて、編集もして、放送できる。記者なら1つのニュースに最初から最後まで携われる。まさに最前線だなと。この会社を選んだのは、報道現場でたくさんの女性が活躍していたから。面接官も話しやすく、安心感があったのもポイントでした。
入社後はCS放送『TBS NEWS』に配属。地上波で放送したニュース映像をCS放送用に編集する業務をしていました。そこで報道の流れを学びました。3カ月ほどの短い間でしたが、アナウンサーと一緒に取材に出たことも。その後、経済部が記者を補充するタイミングでお話しをいただき、念願の記者になることができました。
担当企業と関係性を築き、リリース以外の情報を得る
記者になると、まずは報道局の仕事を覚える為、内勤(主に局内で勤務)から始まります。経済に関しては全くの素人だったので、この時期に経済・企業情報を勉強しました。先輩記者が外で撮ってきた映像を、編集スタッフと一緒に編集することが多いです。テロップの文章も作ります。
2019年7月からは外勤になり、私は民間企業の中でも、外食・物流・アパレル業界を担当。2020年1月からはこれらに加えて百貨店も受け持っています。担当している企業とは普段からこまめに連絡を取り合い、イベント事などがあれば顔を出すなど、定期的に取材をしたりして関係性を築いています。企業側がプレスリリースを発表したり、企業自体がニュースになるときには、積み重ねてきた信頼関係を元に、記載されていない情報を引き出し、他社よりも多くの情報を視聴者に届けられるよう、心掛けています。
TBS記者としての責任感
内勤担当から外勤担当になって感じたのは、「TBSの記者」という看板を背負っている責任感です。例えば私が何かネタを落としたり取材できなかったりすると、それが経済部、TBSだけでなく、TBS系列全体でそのネタ落とすことになるんですよね。また、放送をするにしても、とにかく間違いがないよう裏どりをしたり、正確な情報を引き出し原稿化するよう、細心の注意を払っています。担当を持つということは、それほどの責任を負うことなんだとすごく肌で感じました。
ストレートニュースと、ハコモノ。
ニュース番組で放送されるニュースは、大きく分けて2種類。1分程度の映像で構成された「ストレートニュース」と、2〜3分程度の映像で構成され、起承転結のある「ハコモノ」。ニュース映像の原稿は、映像に合っていないといけません。必要なことをまとめる文章力、分かりやすく伝える表現力はもちろん、映像の展開を想像しながら書くことも必要。まだ経験が浅いので、原稿書きは苦戦します。いかに早く丁寧に、分かりやすく書くことができるか。先輩が書いた原稿やライブラリの映像を見て、コツを掴もうと勉強中です。正確かつ早く、さらに直しのない原稿を出せるようになりたいです。いずれはこの経験を生かして社会部や他部署の記者もやってみたいと思っています。
WORKS
SCHEDULE OF ONE DAY

出勤
一週間の経済予定を確認・印刷。新聞に目を通しながら経済部の予定表などを更新してから最後にメールをチェックして一日が始まります。

JNN昼ニュースOA
1030から準備を始めたニュースの映像の編集など進めてOA。内容に間違いが無いか最後まで入念にチェック!

ランチ
この日は経済部長・先輩と共にランチへ!とんかつ生姜焼き定食を頂きました。

取材
午後から会見や取材が多め。この日は透明な甘酒の取材へ。何がニュースなのか・先輩の原稿も参考にしながらきちんと下調べしてGO!

本社に戻ってNスタOAへ
取材から戻ってきたら取材した内容の原稿や映像編集を行って地上波へ。

Nスタ終わりで帰宅
19:00に終わるNスタを見届けてから残った仕事などを片づけて帰宅。

先輩方とごはん
一日の終わりに先輩方と食事。今日の取材のプチ反省会をしながら、互いの連携プレーに感謝しながらおいしいごはんに舌鼓。お疲れ様でした!