MESSAGE

阿部龍二郎社長から、
学生の皆さんへのメッセージを
人事部長が聞いてみました。

TBSスパークルHPの「ごあいさつ」に掲載されている
「社名「」に込めた思い」とあわせて
是非お読みください。

プロデューサーの
強烈なガッキー愛が、
あの『恋ダンス』を生んだ。
僕らが求めているのは、
尋常でないこだわりを秘めた
“オタク” なんです。

どんな人をTBSスパークルの仲間に
迎え入れたいですか?

いわゆる優秀な人材はもちろんほしいです。でもTBSスパークルは映像制作集団。それだけじゃなくて、常識破りでヘンな人にも来てほしい。いや、ヘンな人はまずいな(笑)。ひとつのジャンルに尋常でないこだわりを持ち、とことん追求する“オタク”といえばいいかもしれません。例えば、数年前に社会現象になったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の『恋ダンス』。あれも一人のプロデューサー(実は弊社のエンタテインメント本部長)の半端ない新垣結衣さんへの愛情から生まれたのです。

ニュースを追う、
アスリートを追う
“ジャーナリズム精神”
伝える使命感と人間への興味が、
次のなにかを生み出す力へ
つながっていく。

TBSスパークルは、ドラマ・バラエティ・報道・スポーツ・最先端映像と、
多彩な事業を展開していますが、求められる人材像に共通点はありますか?

それぞれのジャンル、それぞれの現場で “なにかを生み出せる力を持った人”に来てほしいですね。報道やスポーツの分野であれば、やはり最前線からニュースを伝える使命感、徹底した人間への興味がその原動力になると思います。意外かもしれませんが、報道番組では、記者だけでなく、カメラマン、編集マンなど技術スタッフにもそうしたジャーナリズム精神が求められるんですよ。

人は想定外のことに出遭うと、
思わず素顔を見せる。
大切なのは、
その素顔に一生懸命さと
誠実さが宿っているかどうかだ。

採用面談で学生のどんなところに注目しますか。
TBSスパークルの採用に合格する秘訣はなんでしょう?

面接は“上手く”なくてもいいのです。まずは“作らず、素直に自分という人間を見せる”ことが大事です。僕は面談のとき、「最近の面白い話を聞かせてよ」とか「そのバイト先で一番心に残る出会いは?」とか前後脈略無く質問してみるのです。話を振られたほうは慌てますよね、そんなの事前に準備していないのだから(笑)。もちろん、どんなエピソードを語ってくれるのかに興味はある。でもそれ以上に、彼らが咄嗟にどんな対応をするかを見てみたい。なんとかエピソードを引き出そうと一生懸命記憶をたどったり、誠実に話そうとする素顔が垣間見えた瞬間に「この人って…いいなぁ」って思うのです。

高めあい、
刺激しあい、支えあう。
才気あふれる
チャレンジャーたちが、
世代を超えて羽ばたく企業に。

将来TBSスパークルをどんな映像制作会社に育てていきたいですか?

全スタッフが世代を超えて刺激しあい、認め合える環境は作っていきたい。
年末にオンエアされたソフトバンクのCM~中島みゆきさんの『時代』を白戸家が歌いつなぐ美しい情景のCM~がとっても心打たれたので、広告代理店の著名なクリエーターにLINEしてみたんです。すると「あの監督は26歳です。抜擢しましたが、とても良かったです。まだまだいますね。僕も遅れないようにしないと!」と返事が来ました。凄いよね。20代で抜擢され、最前線で活躍するクリエーターがいる。自分が抜擢したクリエーターにハッパをかけられ、まだまだチャレンジを続ける50代のベテランクリエーターがいる。
TBSスパークルもそうありたい。

では、2020年度入社の社員は、3年後、5年後、どんな社員であってほしいですか?

その時々の仕事の仕方で人間関係ができあがり、それが将来大きな違いとなって現れる。人の心を汲み取りながら一生懸命やっていれば、やがて仲間が生まれ、巡り巡って大きな成果をもたらしてくれる。逆に、目の前の人の苦しみや悲しみを自分のものにできない人は、周囲から見放され、しっぺ返しを喰らうでしょう。5年後の社員たちは、
前者であってほしいです。ものづくりは常識破りで構わない。ただ人の心の機微に聡くなければ、この仕事はやっていけないと思います。

「『金スマ』を見れば阿部の
頭の中がわかる」と言われた。
脳をさらけ出すように
番組を作った15年間。
振り絞れば、
閃きは無限にやってくる。

阿部社長自身が語り伝えたい、心を揺さぶられた仕事とは?

ひとつは2001年に始まった小田和正音楽特番『クリスマスの約束』。
もともとこの番組は、「日本のアーティストにとって大切なことは、同じ時代を生きてきて、音楽を創った人たちを認め、愛し、尊敬することだ」という小田和正さんの考えのもと、小田さんがリスペクトする楽曲を、そのアーティストと共に演奏する企画でした。
そして、7名のトップアーティストに出演依頼をしました。
しかし、なんと全員が出演を辞退し、出演は小田和正さん一人だけ。
周囲からは「そんなの番組にならないよ」と言われ、正直、僕も頭を抱えました。
ただ、小田さんは「この素晴らしい楽曲を、彼らも認めてくれるように精魂込めて演奏すれば、必ず伝わる」と、来る日も来る日も練習に明け暮れました。
放送後、大反響を呼び、今も続くクリスマス恒例の音楽特番となったのです。
「豪華なゲストがいなけりゃ、番組にならない」という僕たちテレビ制作者の思い込みを、真摯に楽曲と向き合うことで乗り越えていった小田和正さんの姿勢に多大なる影響を受けました。

 『金スマ』も私にとって忘れがたい番組のひとつです。自分の脳を外にさらけ出すように作った15年。「いいアイデアは後々に取っておこうなんて考えず、すぐに使え。考え抜けば、またアイデアは湧いてくる」。伝説の音楽番組『ザ・ベストテン』を作った山田修爾さんの言葉がいつも胸にありました。時代の流れ、芸能界の動きを見渡しながら、僕も
毎週ウンウンうなりながら企画を考えた。これって大変なんだけど、実に面白いんだよね。頭は使えば使うほど良くなる。大先輩の言った通りだと思います。

『クリスマスの約束』は、
“CMに引っ張らない”音楽特番。
視聴者の心をひき付けたのは、
小田和正の見事な演奏と
常識へのうらぎりだった。

テレビの現場で、仕事をするうえで大切にしてきたことは?

1、自分のセンスを信じ、それを疑うこと。

コンテンツ制作は、趣味や独りよがりなものづくりと違い、視聴者や観客との関係性があって成り立つもの。作品への愛を根幹に、面白いと思うこと、好きなことはトコトン追求する。でも、一方では人々の声に耳を傾け、修正を怠らないこと。

2、意気に感じる。

人が目をかけてくれたこと、応援してくれたこと、あるいは誰かが一生懸命働いている姿に感動して「俺もトコトンやってやろう」と思えるかどうか。意気に感じるというスピリットは、より高みをめざすコンテンツ制作に不可欠な素養です。

3、演出は良い意味でのうらぎりだ。

これも山田修爾さんに教わった言葉。僕は『クリスマスの約束』の演出でも“良い意味でのうらぎり”を取り入れました。例えば、「CMのあとは〜!」と引っ張る番組が多いなか、この番組では一切そういう仕掛けをしなかった。小田さんの歌、観客の長い拍手、会場の余韻を伝えきってからCMに行く。また、テレビ画面にテロップをほとんど入れない。
ライブを目の前で観ている、そんな錯覚に陥るような雰囲気作りを大切にしました。
これは視聴率を取るための「テレビの常識」へのうらぎりだけど、18年続いている『クリスマスの約束』の大切な要素であると思っています。

Sparkle=
「いきいきとする」「輝く」。
ワクワクと興奮をエンジンに、
すべての人々へスパークルを届けよう!

最後にストレートに「学生さんへのメッセージ」をください!

すべての仕事は尊い。でも、メディアの仕事が他と大きく異なるのは、本当に毎日、楽しい出来事があなたを待ち受けているということ。日々、社会は動き、人々の人生も変化を続けている。それを追いかけるワクワクや興奮は他の仕事では決して得られないでしょう。「これをやってみたい!」「もっと、こうしたい!」「これが好きなんだ!」。TBSスパークルでは、そんな一人ひとりのワクワクをすくい取り、“閃きを輝きに変える”応援をしていきたいと考えています。
皆さんは私の「」への思いどう読んで頂き、どんなイメージを持たれたでしょうか。お会いしたら、是非とも伺ってみたいですね。

阿部社長、ありがとうございました。