PEOPLE

社員紹介

DRAMA & CINEMA

青山貴洋TAKAHIRO AOYAMA

エンタテインメント本部
ドラマ映画部 プロデューサー・ディレクター

2013年入社

2019年10月クール TBS日曜劇場『グランメゾン東京』ディレクター参加

最初は避けていた、テレビの仕事。

生まれも育ちも名古屋。父は地元のテレビマン。帰りは遅く、休日は不在がち。家庭を顧みない父を見ていたので、就職活動では「テレビ業界はないな」と避けていました。アパレルメーカーに就職して、1年くらいたったころだと思います。父から「ドラマの助監督がいなくてアルバイトを探している」と誘われたんです。アパレルの仕事も好きでしたが、直感的に「やってみたい」と思って。「家庭を顧みなくさせるモノの正体」に興味があったのかもしれません。他の人の誘いだったら断っていたでしょうね。

最初に担当したのはTBS系列の昼ドラマ『キッズ・ウォー3』。めちゃくちゃ大変でしたが撮影が終わるころには、寂しさも感じていて。「この気持ちは何だろう」と思ったのを覚えています。今もまだよく分からないですが、だからこそドラマの仕事を続けているのかなと思います。

その後も数本、昼ドラマを担当して監督も経験。改編でTBSの昼ドラマ枠がなくなったあとは、NHK名古屋局制作の『中学生日記』で監督をしていました。放送開始50年の節目に『中学生日記』が終わることになり「勝負をするなら今しかない」と30代半ばで上京を決意。いくつか内定をもらった中から、自分好みのドラマをつくっていたこの会社を選びました。2019年10月クール TBS日曜劇場『グランメゾン東京』には、監督として参加しています。

連続ドラマは、複数人の監督で撮っていく。

『グランメゾン東京』は、チーフがTBSスパークルの塚原あゆ子さん、もう1人は山室大輔さん、そして自分という監督3人体制。初回は1か月半くらい時間をかけますが、その後は1話あたり撮影10日間、編集2日間、音入れ・仕上げ1日というサイクル。連続ドラマは視聴者の反応をみて台本を調整していくので、交代で担当していかないと間に合わないんです。

監督が3人いると、演出も3通りになります。作品の世界観を崩さないよう、キャラクターの描き方は特に気をつけます。ベースになるのは、チーフ監督が演出する第1話。特徴的な仕草やクセなどは踏襲しながら、毎回少しずつ変えるというか、前の放送回と被る演出はしない。いつも違えば「今回だけ違う」とは、なりませんから。

雑談しながら見る娯楽。

テレビの良いところは、みんなでああだこうだと喋りながら楽しめること。部屋で寝転びながら見ても良い。日曜劇場を担当するときはいつも、難しいことを考えないで見られる演出を心がけています。

また日曜夜9時は、家族みんなが揃ってテレビを見ている数少ない時間帯。まさに激戦区です。勝負は最初の20分。尺の配分や編集も大事になってきます。そのため、ときには役者さんに少し早く喋ってもらうことも。全員が少し早いと、映像上ではそれが普通のスピードになり、違和感がなくなるんです。最初のCMまでをどう盛り上げるか。どうしたらチャンネルを変えないか。番組タイトルをどのタイミングで入れるか。1秒1秒、気を抜くことはできません。

エリートじゃなくて、いい。

いつだったか、ある作家さんの講演会で「絆創膏には『絆』と創造の『創』がある。クリエイターは心が傷つく経験をしたほうがいいものがつくれるし、それによって受け手との間に絆が生まれる」みたいな話をされていたんです。心が傷つく経験をした人は、同じような経験をした人の気持ちが分かる。挫折を知らない順風満帆な人より、いろんな人の気持ちに寄り添えると思うんです。自分は小さいころ人見知りで、どちらかというと内向的。クラスメートに、からかわれたこともありました。そういう経験が「演出に生きているなあ」と感じることもあります。

40代になり、自分もそれなりに人生経験を積んできたつもりです。最近は「老い」に興味があって、年齢を重ねても輝いている人にスポットを当てた作品をつくってみたいです。見た人に楽しさや希望を与えて、明日も頑張ろうと思えるような作品を。あとは、映画制作。会社には実績もあり、やれる土壌はあるので数年後、実現できることを目指したいです。

MESSAGE

世の中にはさまざまな職業があります。ピンときた仕事を見つけた時点で、その仕事をするための入り口に立ったようなものだと思います。どこにピンときたのか。なぜピンときたのか。自己分析をしていくと、自分の持ち味が見えてきます。面接官が求めているのは、うまく喋ることではありません。
何を持っているのか、
どういう感覚で物事を
捉えるのか。
あなたの持ち味を
伝えてください。

WORKS

  • TBS日曜劇場『下町ロケット』。第一シリーズは、プロデューサー補としてスケジュールを担当。初めての事が多くて周りに迷惑をかけたが、撮影以外の苦労を学ぶことができた。第二シリーズは監督として参加。いろいろな思いが込み上げ、MA(MultiAudio:音入れ)の時に涙した。どちらのシリーズも反響が大きく、印象に残っている。

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  • TBS金曜ドラマ『インハンド』。変わり者の寄生虫学者がミステリーに挑む物語。日常生活では関わりがない寄生虫と科学を猛勉強した。そしてその面白さを、どう分かりやすく視聴者に伝えるか、出演者とスタッフ一丸となって考えた。思い出深い作品。

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  • TBS日曜劇場『グランメゾン東京』。出演者の現場に対する姿勢に学ぶべき事が多く、ドラマ制作者としてのあり方を学んだ作品。「料理には人を動かす力がある」という台詞を、作品づくりを通じて痛感した。

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  • TBS日曜劇場『ブラックペアン』。初めて日曜劇場の演出を担当した作品。チーフ助監督との兼任で現場は壮絶だったが、毎日のように手術室にいたことを覚えている。確立された医療モノの中でどう差別化を図るか。撮影技法からみんなで考えた。

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SCHEDULE OF
ONE DAY

7:00

ロケ出発、渋谷に集合して車両でロケ地に向かう

この日は、わりと遅めの出発、車で食べる朝食(軽食)が、これから はじまるロケを頑張る活力に。移動中に撮影プランを確認したりします。

7:45

最初のロケ現場に到着、まずは撮影前の確認

ロケ現場に着いたら、ドライ(リハーサル)がはじまる前に、役者部がお芝居する環境をつくります。必要な道具は揃っているか、必要なエキストラさんはいるかなど、助監督や美術、技術スタッフたちと話しあって万全の準備を整えます

8:00

ドライ(リハーサル)〜打ち合わせ

ドライ(リハーサル)した後、スタッフ全員でカメラ打ち合わせ、役者のお芝居の動きとカット割(カメラでどのように撮影するのかのコンテ)と合っているかなどを素早く打ち合わせをして撮影にのぞむ

8:30

撮影の合間に次のロケ地の打ち合わせ

1日の間に、ロケは何箇所も移動することがあります。この後ある撮影場所が、ちゃんとロケがスムーズに進行出来るかを制作部(ロケ全般のコーディネートをしてくれている部署)と撮影の合間に打ち合わせをしておきます。

11:00

次のロケ地に移動

次のロケ地に小移動、役者部が来る前に準備が整っているか、カット割と照らしあわせています。

11:30

次のロケ地での撮影開始

カメラ横に立って、お芝居がどう撮れるか確認したりしています。

12:00

ロケの撮影途中

モニターで映像を確認中、少し修正したい箇所があったのでトランシーバーを使って、助監督に指示を出します。

15:00

昼食からの次のロケ地

昼食は、移動の車の中で食べて、次のロケ地に移動。そこで今度は車を使った撮影を行いました。

19:00

ロケ終了後、緑山スタジオでカット割

ロケ終了後、次の日緑山スタジオでセットの撮影があったので、緑山のスタッフルームで次の日の予習とカット割をしました。自分のキリの良いところまでやって勤務終了です。

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