PEOPLE

社員紹介

VARIETY

山口伸一郎SHINICHIRO YAMAGUCHI

エンタテインメント本部
番組制作二部 部長 / 総合演出・チーフディレクター 

2005年入社

TBS『東大王』総合演出、TBS『ジョブチューン』総合演出

テレビ業界に進んだのは、
エンタメ業界に興味があったから。

学生時代にダンスチームを組んで、ライブなどに出演していたんです。当初は音楽関係の仕事がしたくて、レコード会社を受けました。結果は惨敗。音楽がダメなら、テレビはどうだろう。高校時代に学園祭でドッキリカメラのようなVTRをつくったことがあったので。制作工程も楽しかったし、お客さんの「面白かった」という感想も嬉しかった。それで番組制作会社に入りました。入社するとすぐ、現TBSスパークルに派遣され、アウトドア系のバラエティ番組に参加。サブディレクターを経て26歳でディレクターになりました。28歳でフリーランスになってからは、『サンデージャポン』の演出や、GP(GoldenPrime:ゴールデン・プライム)帯バラエティ番組のチーフディレクターなどをしました。 GP帯の番組が終わるころ、総合演出の方に「中途採用の募集をしているから受けてみれば」と声をかけてもらって。ちょうど子どもが生まれるころで「会社員に戻ってみようかな」と、33歳のときに中途採用試験を受けて、入社しました。今はTBS『東大王』とTBS『ジョブチューン』で総合演出をしています。

『東大王』総合演出の仕事。

総合演出の仕事は、企画の立案、台本やクイズ問題、VTRなどのチェック、収録時の指示出し、そして編集の最終仕上げとなるMA(Multi Audio:音入れ)作業。品質管理というか、番組内容すべてに責任を持つ役割です。

『東大王』は東大生チームと芸能人チームが戦うクイズバラエティで、通常回の1時間は3つ、3時間スペシャルは6つのクイズコーナーで構成されています。各コーナーには担当ディレクターとクイズ作家がいて、彼らがクイズ問題を考える。ある程度クイズ問題が出そろったら、1問1問チェックしていきます。「興味を持てるか」「答えが知りたくなるか」「難易度はどうか」「問題として面白いのか」、様々な視点から、このチェック作業を3〜4回繰り返し、番組収録で使うクイズ問題を選んでいきます。3時間スペシャルともなると、300問を超えるので、なかなか大変な作業です。

番組収録時は「サブ」と呼ばれる副調整室から、スタジオ全体を見て各スタッフに指示を出します。分かりやすいところだと、正解不正解の音出し。回答してすぐ「♪ピンポーン」と鳴らすこともあれば、「この1問で決着がつく」という場面では少しタメをつくることもある。視聴者がドキドキできる「間」を考えて、1問1問タイミングを変えています。あとは「回答者の顔をアップで撮って」という画撮りの指示や、出題するクイズ問題に関する指示もしています。『東大王』には台本もありますが、どちらのチームが正解するかは、その場になるまで分かりません。序盤で大差がついたら面白くないので「次の問題を飛ばして何問目にして」と、展開に応じて出題するクイズ問題を急きょ変えるんです。「答えを知るまでは、チャンネルを変えさせないクイズ」とスタッフには言っているんですが、どうやったら最後まで番組を楽しく見てもらえるか、いろいろ工夫しながら演出をしています。

見る人に選んでもらえる「商品」づくり。

テレビ番組、特にバラエティ番組の場合は「作品」ではなく「商品」。そう考えています。個人的に「作品」という呼び方には「芸術性が高いから万人に届かなくても仕方ない」みたいなイメージがあって、作り手が満足できれば良いというか。でもバラエティ番組は違います。見る人を楽しませるためにつくるわけで、万人に届かなければいけない。作り手の姿勢として、100人いたら100人が満足してくれる番組、内容が100%伝わる番組を目指すべきだし、そうでありたい。まわりくどい表現をしないとか、テロップに難しい漢字を使わないとか、見る人に選んでもらえるよう、基本がおろそかにならないよう気をつけています。

やった人だけが、結果を残せる仕事。

テレビ業界に入って、四半世紀がたとうとしています。辞めていく人もたくさん見てきました。自分は一流と言われる大学を出たわけでもないし、キャリアのスタートも小さな制作会社。それでも今、GP帯のバラエティ番組で総合演出をできている。質的にも量的にも他の人より多く努力したからだと思っています。

総合演出の仕事は、やりたい人が100人いても、全員ができるとは限りません。ゴールデンタイム・プライムタイムと言われる時間帯は、夜の7時から11時まで、1日4時間しかない。1週間で28時間です。ドラマやニュースも考えると、TBSの場合20番組もない。椅子取りゲームというか、やりたいなら勝っていくしかないんです。

バラエティ番組の面白さは、何をやってもいいこと。必要なのは企画力で、ゼロから自由に発想していい。そこが一番面白いところでもあり、一番難しいところ。やりがいでもあり、難しさでもあると感じています。たくさん企画を考えて、たくさん企画書を書いて、総合演出を務める番組を、まだまだつくっていきたいですね。

WORKS

  • TBS『しあわせ家族計画』。お父さんが番組から出された課題を1週間練習し、スタジオ本番でクリアできれば300万円分の商品が獲得できるバラエティ番組。自分がディレクターデビューした番組で、多くのことを学んだ。

  • TBS『サンデージャポン』。爆笑問題が司会を務める日曜朝のニュースバラエティ番組。フリーのディレクターだった29歳のとき、番組の立ち上げに誘ってもらい、コーナーディレクターとして参加。後に演出も務めた、思い出深い番組。

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  • TBS『ジョブチューン 〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』。深夜の特番時代から演出を務め、レギュラー化を機に総合演出になった情報バラエティ番組。レギュラー放送7年目、最も長く携わっている。

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  • TBS『東大王』。東大生チームと芸能人チームが競い合うクイズバラエティ番組。特番時代から総合演出を務め、レギュラー化されて2年半。

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SCHEDULE OF
ONE DAY

10:00

東大王収録 ドライ・位置決め

この日収録する新コーナー「しりとりカードバトル」のセットの位置を決めます。カメラでどんな画を撮るか?演者さんの動きを想定しながらカメラマンと相談して決めていきます。

11:00

技術打ち合わせ

台本に沿って収録の段取りをカメラマンに細かく説明し、どのシーンでどんな画を撮るかを細かくつめていきます。

12:00

カメラリハーサル

出演者の代役をスタッフが担い、本番通りにリハーサル。何か問題が発生すれば、その場で修正し、本番の収録に備えます。

14:30 ~ 21:00

収録本番

収録本番。クイズ番組は正誤判定など、やり直しがきかないので、何度収録していても緊張します。私、山口はスタジオフロアの2階にあるサブと呼ばれる場所から出題・正誤判定・音響効果・画撮りなどの指示を出します。

22:00

収録後、スタッフと食事をして帰宅

本番後はスタッフとお酒を飲みながらの食事。仕事を忘れ、他愛もない会話を楽しんで帰宅。

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