JOB 現場で働く~ニュース・スポーツ編~
TBSスパークルのニュース情報本部は、『THE TIME’』から『THE TIME,』『ひるおび』『Nスタ』『news23』まで
TBSの生放送の全報道・情報番組に携わっています。
またTBSニュースを支える
社会部、経済部、政治部、外信部、取材部など報道の現場に400人以上の社員が携わっています。
そんなニュースの現場で働く社員、スポーツの現場で働く社員を紹介します。
1 社会の矛盾・不条理を問う 厚生労働省担当 記者 | 中谷 亮太 2014年入社
仕事内容
TBSテレビ報道局の「社会部」と呼ばれる部署で、厚生労働省担当の記者をしています。
東京・霞が関の厚労省に常駐し、取材活動やニュース原稿の執筆を行っています。時にはカメラの前で「顔出し」をする中継やレポートなどを行い、自分の言葉でニュースを伝えることもあります。
特に、感染の広がりが長期化している「新型コロナウイルス」は、発生当初から担当をしています。2020年2月には大規模なクラスターとなった、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応に追われる厚労省への取材や、「緊急事態宣言」に至るまでの政府や専門家の動きを追っていました。その時々に厚生労働大臣が登壇する会見に出席し、政策の妥当性を問うことなども大事な仕事の一つです。
やりがい・魅力
社会の抱える矛盾や構造を変えるきっかけになれることにやりがいを感じています。
特に印象に残っているのは、2021年夏の「東京オリンピック・パラリンピック」における取材です。感染拡大禍で開かれることになった東京大会で、政府は「徹底的な検査の実施」を打ち出し、「安心・安全」をアピールしてきました。しかし、関係者への取材で大会に携わるボランティアの方々への検査については、ほぼ任意で行われていたことが判明。検査を一度も受けなくても参加出来るなど、杜撰な管理体制をニュースで指摘しました。報道後に組織委員会は検査の徹底を再周知し、ボランティアの方々からも安堵の声が聞かれました。取材を通じて、組織の不条理を無くすことが出来たのではないかと考えています。
2 総合演出の醍醐味 『新・情報7daysニュースキャスター』の総合演出
仕事内容
- ディレクターとは違い、100人以上のスタッフを相手に番組を取り仕切り、演出していきます。「こんな番組にしたいんだ」という思いをスタッフ1人1人に懸命に伝えて、番組を形作っていきます。
- 出演者やアナウンサーとトークテーマについて議論します。また、番組セットについて美術担当者と打ち合わせするほか、テロップのテイストや音楽などもスタッフと決めていきます。
やりがい・魅力
- ゴールデンタイムの数時間を自由に演出できる。
- セットのデザインや音楽など細かい演出も、自分の経験や感性で決める事ができる。
- 民放キー局どの番組でもやっていない「ニュースの切り取り方」を見出し、形にしていく。
3 海外で働く ワシントン支局カメラマン
仕事内容
- アメリカの首都「ワシントン」に4年近く駐在し、「超大国」の内政・外交や日米関係を取材します。
- 4年に1度の大統領選では、ワシントンをはじめ、演説が行われる各州を回ります。
- 人種問題などアメリカが抱える問題に焦点を当てた取材や企画作成にも携われます。
やりがい・魅力
- 報道の最前線で、歴史に残る事象を記録できる。
- 文化の異なる海外で、様々な人と関わりながら仕事ができる。
- 世界が注目するアメリカ大統領選に密着できる。またそのほかにも全世界でトップニュースとなるような出来事を取材できる。
4 スポーツ中継の魅力 アスリートが輝く最高の瞬間を届ける
仕事内容
- 中継制作部はオリンピック・世界陸上・サッカーワールドカップなどスポーツ全般の中継業務を担い、様々な工夫を重ね競技の魅力を視聴者に届けます。
- アスリートへの事前取材やVTR制作など番組を演出し、中継業務ではスポーツの醍醐味「感動・興奮・緊張感」など会場の臨場感を伝えるために各スタッフが同じ目的を持ち、一丸となって番組を作っています。
やりがい・魅力
- 世界が注目する現場でスポーツの魅力やアスリートの素晴らしさなど映像を通して伝える事ができる。
- アスリートの取材から試合の見所・テーマを決め、番組を演出できる。
- 勝利の瞬間や選手の努力が報われた瞬間など、歴史的なシーンに立ち会う事ができる。