PEOPLE

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「世界遺産」で36ヵ国を訪問
見たことのない映像を求めて

HARUKI ENATSU

情報/ドキュメンタリー番組 プロデューサー・ディレクター
2004年入社
  • 2008年 BSテレ東「写真家たちの日本紀行」ディレクター
  • 2010年 テレビ朝日特番「地球の目撃者 南米チリ」ディレクター
  • 2011年 朝日放送「大改造!劇的ビフォーアフター」ディレクター
  • 2015年 BSフジ「滝川クリステルのアースウォーカー~小笠原諸島編」ディレクター
  • 2016年 BSフジ「進化の島ガラパゴス 世紀の大発見!幻のピンクイグアナ」ディレクター
  • TBS「世界遺産」は2010年からディレクターを担当し、2023年からはプロデューサーを兼任。

HARUKI ENATSU

情報/ドキュメンタリー番組 プロデューサー・ディレクター
2004年入社
  • 2008年 BSテレ東「写真家たちの日本紀行」ディレクター
  • 2010年 テレビ朝日特番「地球の目撃者 南米チリ」ディレクター
  • 2011年 朝日放送「大改造!劇的ビフォーアフター」ディレクター
  • 2015年 BSフジ「滝川クリステルのアースウォーカー~小笠原諸島編」ディレクター
  • 2016年 BSフジ「進化の島ガラパゴス 世紀の大発見!幻のピンクイグアナ」ディレクター
  • TBS「世界遺産」は2010年からディレクターを担当し、2023年からはプロデューサーを兼任。

PROFILE

HARUKI ENATSU

情報/ドキュメンタリー番組 プロデューサー・ディレクター
2004年入社
  • 2008年 BSテレ東「写真家たちの日本紀行」ディレクター
  • 2010年 テレビ朝日特番「地球の目撃者 南米チリ」ディレクター
  • 2011年 朝日放送「大改造!劇的ビフォーアフター」ディレクター
  • 2015年 BSフジ「滝川クリステルのアースウォーカー~小笠原諸島編」ディレクター
  • 2016年 BSフジ「進化の島ガラパゴス 世紀の大発見!幻のピンクイグアナ」ディレクター
  • TBS「世界遺産」は2010年からディレクターを担当し、2023年からはプロデューサーを兼任。

きっかけ
“もっと世界を見てみたい”

大学は建築専攻。あまりテレビは見ていなかったですね。1人暮らしの部屋にテレビがない時期もあったくらい。
転機は、大学を1年休学して行ったバックパックの旅。船で中国に渡り、アジア、中近東、エジプトまで陸路で移動しました。「もっと世界を見てみたい」───旅で得た体験、出会った人や風景に大きな感銘を受けました。
海外取材に強いテレビ番組の制作会社なら、仕事で海外に行けるかもしれない。
自分にぴったりな仕事だ。建築デザインや設計の会社も受けましたが、「世界遺産」の制作会社ということで受験。最初に内定をいただいたので「縁だな」と思って入社を決めました。

圧倒的な映像美
「世界遺産」のディレクターとは

撮影する世界遺産が決まると、さまざまな文献を読んだり、専門家に話を聞くなどして番組の構成や演出を考えます。
実際にロケをして帰国すると、撮影した映像をすべて見ながら、映像をつないでゆく編集作業。その後、ナレーションの下原稿を書いて、ナレーションを収録して、音効スタッフに効果音を入れてもらい、30分の「番組」として仕上げていきます。
「世界遺産」の特徴は、圧倒的な映像美。
ところが日程や行程を決めておいても、思い通りにいかないのが海外ロケ。天候にも左右されます。でも「これだけは撮りたい」というものは譲りません。それでも、数日粘っても撮れない時もある。駄目なものは割り切って別プランを考えるなど、その場に応じた臨機応変さも求められます。「ドキュメンタリーは、撮れたものがすべて」───こだわりと臨機応変さを、どう使い分けるかがディレクターの手腕なのです。

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最も過酷で 心に残った
“南米の富士”登頂

「世界遺産」放送1000回記念スペシャルで、南米エクアドルの「サンガイ国立公園」を取り上げました。標高5260mのサンガイ山は、その雄大な姿から“南米の富士山”と呼ばれる一方で、今も噴火を繰り返す危険な活火山のため、登山者は殆どいません。
そこへ日本のテレビクルーとして、初登頂に挑んだのです。
撮影隊は総勢24名。さらに23頭のラバを使い、総重量1トン超の機材や食料などを運搬。
降り積もった火山灰で田んぼのようにぬかるんだ悪路を1日9時間歩き、丸3日かけて標高3600mのベースキャンプへ辿り着きました。
その後、衛星電話で山頂の天気予報を確認しながら待機すること5日。そうして夜10時、 ようやくアタックを開始しました。
道中、朝陽に照らされた壮大なアンデス山脈の山並みと雲海を目にした時は「この仕事をやっていて良かった!」と思えるほど感動したのを覚えています。
ベースキャンプ出発から14時間、ついにサンガイ山の頂きに到着!
残念ながら天気予報が外れ、山頂は雲に覆われてしまいましたが、活火山の証である噴気が上がる様子や、氷に覆われた山頂の姿を映像に収めることができました。
往復12日間、テント生活を送ったこのロケがこれまでの「世界遺産」で最も過酷で最も心に残るものでした。
「誰も見たことがない、驚くような映像が撮りたい───」
その思いが、日本のテレビ初登頂を成功させたのだと思います。

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TBSスパークルだからできる

巨大プロダクションだからこそ、「大きな仕事」に挑戦できると思います。
様々なジャンルのプロフェッショナルが集まっているので、自分が詳しくない分野に関して相談できる人がいます。「やる気」と「行動力」があれば好きなものが作れる。それがTBSスパークルの強みだと思います。

MESSAGE

この仕事で一番大切なのは好奇心。大自然にせよ、人の営みにせよ、知らない世界を目の前にすると、おのずと自分の感動を誰かに伝えたくなるものです。まずは自分が「見たい!」「知りたい!」と思うこと。そして「伝えたい!」という想いを持つこと。その先にテレビ番組ができあがります。

メッセージイメージ
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