「下剋上球児」で新たな試みも
“ドラマのTBS”を支える監督
PEOPLE 多彩なクリエイター
旬な“すごい人”を掘り下げる
「情熱大陸」をつくる魅力
竹内 みなみ MINAMI TAKEUCHI
- 2013年 TBSのドキュメンタリー「夢の扉+」SD。
- 2018年 特番「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」でディレクターに。
MBS「情熱大陸」で、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏を企画し、ディレクターを担当。 - 2023年 フジテレビ「ザ・ノンフィクション~山奥ニートの結婚」で第38回ATP賞テレビグランプリ・最優秀新人賞。
テレビ東京「ガイアの夜明け」、MBS「情熱大陸」を担当。
竹内 みなみ MINAMI TAKEUCHI
- 2013年 TBSのドキュメンタリー「夢の扉+」SD。
- 2018年 特番「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」でディレクターに。
MBS「情熱大陸」で、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏を企画し、ディレクターを担当。 - 2023年 フジテレビ「ザ・ノンフィクション~山奥ニートの結婚」で第38回ATP賞テレビグランプリ・最優秀新人賞。
テレビ東京「ガイアの夜明け」、MBS「情熱大陸」を担当。
PROFILE
竹内 みなみ MINAMI TAKEUCHI
- 2013年 TBSのドキュメンタリー「夢の扉+」SD。
- 2018年 特番「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」でディレクターに。
MBS「情熱大陸」で、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏を企画し、ディレクターを担当。 - 2023年 フジテレビ「ザ・ノンフィクション~山奥ニートの結婚」で第38回ATP賞テレビグランプリ・最優秀新人賞。
テレビ東京「ガイアの夜明け」、MBS「情熱大陸」を担当。
きっかけ
映像を通じて伝える力
高校生の時に見た、インド人の少年のドキュメンタリーに感銘を受け、住む世界も環境も違う誰かのことを「映像を通じて伝える力」に興味を持ちました。
その後、映像を学べる大学へ進み、TBSビジョン(現・TBSスパークル)に入社しました。
自分の興味をカタチに
ディレクターという仕事
ディレクターという仕事は、自分で企画を考え、取材し、放送まで、一貫して関わることができる役職です。
まずは、自分の興味ある事柄をリサーチし、時には取材先と実際に会って話を聞きながら、企画書の形にしてテレビ局などに提案します。
採用されたら取材を開始。ドキュメンタリーは多くの場合、3カ月以上、取材先の人と日々を共にしながら取材を進めていくので、他の番組と比べるとかなり長期のお付き合いになります。ロケが終わったら、編集開始。
取材先に入り込んでいる自分とはまた違う、編集マンの客観的な視点も入れながら1週間以上かけて、撮り溜めた素材を「番組」の形にしていきます。
そしてその後も、様々な人の意見や技術を取り入れながら仕上げます。
自分の頭の中で描いていた企画が、取材先での人との出会いや、プロデューサー、放送作家、編集マンなどたくさんのプロの助けを借りてブラッシュアップされ、良い形で視聴者の方に届いた時には、大きなやりがいを感じます。
密着と発見「情熱大陸」の現場
2021年にO.A.した「情熱大陸」では、パン職人・朝倉誠二さんを取り上げました。
東京港区、白金・高輪の高級マンションが立ち並ぶ一角にたたずむ小さなパン屋さん「ブーランジェリーセイジアサクラ」には、いつも朝から長蛇の列ができます。
取材から放送まで約3カ月という「情熱大陸」としては短い撮影期間のなか、足繫くお店に通いながら朝倉さんに密着しました。
この店の名物は「チーズカレー」。スイス産のグリュイエールチーズをたっぷり使った焼きカレーパンは、1日平均500個近くを売り上げるほどの人気。
しかしドキュメンタリー番組ではそんな情報以上に「人柄」を掘り下げなければなりません。取材中に気が付いたのは、朝倉さんの酵母づくりへのこだわり。当時朝倉さんは、ゆずの酵母に力を入れていました。そこで、自らゆず農家も訪ね、徹底的に研究する姿に密着。やがて朝倉さんの娘さんのお名前は“ゆず”が由来になっていることもわかり、家族や食べる人の食卓に思いを馳せた、温かい番組にすることができました。
TBSスパークルだからできる
会社には「情熱大陸・企画チーム」という10名ほどの班があります。
年齢や実績は関係なく「自分も情熱大陸をつくってみたい!」という熱意を持ったスタッフで構成されており、チャンスがあれば入社間もない若手でも番組づくりに参加することができます。
他の制作会社では、ベテランディレクターが「情熱大陸」を手掛けるケースが多い中、若手がチャレンジできることはTBSスパークルならではの大きな強みだと思います。